銀魂:189話 ラジオ体操は少年少女の社交場 シナリオ風(改)

銀魂:189話 ラジオ体操は少年少女の社交場 シナリオ風(改) | ※※のマテリアル

銀魂189話

私が結構気に入っている話を文字に起こしてみました。作成時間3時間
一応シナリオ書く作法に従って書いてみましたが、いかんせん初めてなので変なところがあったらごめんなさい。これからもこんな感じでやってみます。
実際に書いたのは縦書ですが、こちらでは横書きにて失礼します。

ラジオ体操は少年少女の社交場

◯かぶき町・全景(朝)
  夜が明けようとしている。

○銀さんの家・室内(朝)
   銀さんはソファーで熟睡中。
ラジオの声「歌舞伎町ラジオ体操第1ヨー」
神楽「ぬわぁ」
   押入れ寝床から勢い良く起き上がる。
   体操カードを首にかけ、押入れの扉を    
   蹴破り、銀さんが眠るソファー蹴り、
   玄関を蹴破る。
神楽「いってきまーす」
銀さん「ぬわぁ」
   銀さん頭を上げるが、疲れ果て倒れこ
   むように眠る。

○	T「ラジオ体操は少年少女の社交場」

○公園(朝)
田中「はい、じゃーおしまい。ハンコ押すん
 で一旦こっちに並んでくださーい」
   神楽のラジオ体操カードにハンコを押
   す。
田中「神楽ちゃんすごいねー今んとこ皆勤じ
 ゃん。でも、いっつもギリギリに滑り込ん
 でいたら、ハンコ逃しちゃうぞ」
   神楽、ラジオ体操カードを受け取る。
神楽「寝不足は美容の大敵ね。女は一分一秒
 でも多く睡眠を取らなければいけないア
 ル」
田中「さすが、山姥みたいな頭して、人前に
 出てくるだけあるわ。でも、本当偉いよ。
 歌舞伎町の子どもなんて、みんなすれちゃ
 ってこんな行事相手にしないもの。来るの
 は健康オタクか爺さん、婆さんだけ、子供
 神楽ちゃんくらい。あっもう一人いたか」
神楽「うっ」
   神楽、もう一人の方に顔を向ける。
田中「あれ、ほんごうひさしくん。彼も今の
 ところ皆勤だねぇ。なんでも体が弱いとか
 で健康のために参加してるらしいんだけ
 ど、偉いよ彼は体操開始15分前には、必
 ずきてるもの」
神楽「ふーん、まーどーせ今日までの命ア
 ル。今日の金曜ロードショーは魔女タクア
 ル。魔女タクをスルーして早寝するなんて
 ガキには不可能、せいぜいキキに妄想にフ
 ケ、夜更かしするがいいネ。ぬーハッハッ
 ハッ」

○街(夜明け・日替わり)
ラジオの声「歌舞伎町ラジオ体操第1ヨー」

○銀さんの家(朝)
   玄関をぶち破る神楽。
銀さん「ぐわは。。。ガクっ」
   ソファー上の銀さん死ぬように倒れこ
   む。

○公園(朝)
   神楽と本郷が並んで体操
ラジオの声「腕を前から上に大きく背伸びの
 運動」
ラジオの声「いち、にー、さん、し、ごー、
 ろく、しち、はち」
   神楽、寝不足の目で本郷を
   睨みながら体操する。
田中「うーん、だいぶ少なくなってきたね
 ー、やっぱりみんなお盆休みにどっか行っ
 ちゃったのかなー。」
   寝不足の目で横向いている神楽をみる
   田中。
田中「神楽ちゃん、お盆はどっか行くの?」
   一瞬田中のほうを向くが、すぐに反対
   に向く。
神楽「あっ」
田中「神楽ちゃん?目の下にクマができてる
 けど」
神楽「なんでもないネ。パン屋の旦那が最高
 だっただけアル」
   本郷が首のかけてあるラジオ体操カー
   ドを見ている。
田中「パン屋って何?ひょっとして見た?魔
 女タク見た?夜更かししちゃった?」

○公園(朝・日替わり)
ラジオの声「腕を前から上に、大きく背伸び
 の運動」
   神楽、本郷並んで体操する。
ラジオの声「いち、にー、さん、し・・・」

○公園(朝・日替わり)
   神楽、本郷並んで体操する。
   が前回より体操する人の数が減ってい
   る。
ラジオの声「膝を前から倒し、腕を横にお酒
 をつぐ、○○バ嬢の運動」
   神楽、本郷並んで○○バ嬢の運動をす
   る。
ラジオの声「いち、にー、さん、し・・・」
○公園(朝・日替わり)
   神楽、本郷並んで体操する。
   が前回より体操する人の数が減り全員
   で4名。
ラジオの声「体を地に伏せ、○ープ嬢のお迎
 えの運動」
   全員、地に伏せ○ープ嬢のお迎えの運
   動をする。
ラジオの声「いらっしゃいませー。いらっし
 ゃいませー」

○公園(朝・日替わり)
   神楽おしりを地につけ、両足を揃え上
   に上げる
ラジオの声「足を大きく開きストリップ○の
 運動」
   本郷も同様に足を広げストリップ嬢の
   運動をする。
ラジオの声「それじゃまた明日。さようなら
 ー」
○公園(朝・日替わり)
   ラジカセに張り紙があり、『実家に帰
   りますハンコは各自自分ちのを押して
   ください 田中』と書かれている。
   公園には神楽と本郷の二人だけになっ
   た。
   本郷が神楽を見るが、神楽は傘で背を
   向け歩いて行く。
本郷「あっ、あのう」
   神楽だるそうに、本郷に方を向く。
神楽「はっ?」
本郷「は、ハンコ」
   本郷着物の中からハンコを
   取り出そうとする。
本郷「おじさん、今日来ないって聞いて、僕
 持ってきたんだけど、良かったら押そう
 か?」
   神楽意外そうに本郷の方を向く。
   神楽のラジオ体操カードに本郷のハン
   コが押される。
神楽「お前は、夏休みどこも行かないアル
 か?」
神楽「ひょっとしてお前んちも金がないアル
 か?」
   本郷、頭をさすりながら
本郷「お、お金が無いっていうか、僕体が弱
 くて、頻繁に病院に顔出さなきゃいけない
 から、あんまり遠出はできなくて」
神楽「そっか、金はあっても体がゆうことき
 かないアルか。世の中うまく行かないアル
 なー。私は体はピンピンだけど、金はピー
 ピーね」
本郷「それが一番だよ。僕なんてこんな体だ
 から、いつもなんでも長続きしなくて、寺
 子屋にもろくに通えてないし」
   神楽、本郷を見ている。
本郷「だから、この夏これだけは最後までや
 りきろうと思って、せっかくこの世に生ま
 れたのに、何もやり遂げないで終わっちゃ
 うのは寂しいし、なんでもいいんだ。一つ
 でも何かをやり遂げたくて」
神楽「不吉なこというアルな。まるでもうす
 ぐ死んじゃうみたいアル」
本郷「ご、ごめん僕の悪いクセでなんでも悲
 観的に考えちゃうんだ。でも神楽ちゃんい
 てくれてよかった。一人じゃ寂しいし、神
 楽ちゃん、明日も来るよね?」
神楽「当たり前アル。私は一旦行くと決めた
 ら雨が振っても、槍が降っても行くネ。お
 前も男だったら、弱気なことばっか言って
 ないでバスンとやることやり通すアル!体
 引きずってでも来いよ!あたしも張り合う
 奴がいないとやりがいが無いね」
本郷「う、うん!ありがとう神楽ちゃん、一
 緒にがんばろうね」
   本郷が神楽と握手しようと手を差し出
   す。
神楽「おう!」
   神楽本郷が差し出した手を掴み握手す
   る。
神楽「えっへっへ」
本郷「えっへっへ」

○公園(朝・日替わり)
ラジオの声「ラジオ体操第二よーい」
   銀さんん眠るソファーにははだけた掛
   ふとんのみある。

○公園(朝・日替わり)
ラジオの声「両足飛びで軽く全身をゆする運
 動から」
ラジオの声「いちにーさんし」
   神楽、本郷並んで体操をしている。
   その前に、二日酔いの銀さんが気持ち
   悪そうに飛び跳ね体操している。飛び  
   跳ねるごとに気持ち悪さが増す。
ラジオの声「右手を宙において酔っぱらいの
 運動」
銀さん「本当に二日酔いっていうのが、わか
 んねぇのか?」
   銀さんゲロが口中にいっぱいになる。
銀さん「うーゲロゲロ・・」
   銀さん、ゲロを吐く。
神楽「さすが銀ちゃんアル。ちょー本格的
 ネ」
   ラジオ体操カードに銀さんのハンコが
   押される

○公園(朝・日替わり)
   神楽、本郷が並んで体操してる。
ラジオの声「両腕を大きく広げて、力こぶ、
 ゴリラの運動」
   お妙が前に神楽、本郷の前になってラ
   ジオ体操している。
お妙「うーん!うーん!」
神楽「さすが姉御アル、ゴリラそっくネ!」
   お妙青筋が入る。
   志村のハンコが押される

○公園(朝・日替わり)
   桂小太郎が前に立っている。
ラジオの声「足をその場で大きく振り、攘夷
 浪士の運動」
桂小太郎「うん?・・・うぉーーー!」
   桂、その場から去り、その後を真選組
   が追いかける。
真選組「待てー!」
神楽「さすが、ヅラアル!さっさと捕まれ
 よ!バカ!」
桂小太郎「ヅラじゃない!桂だ!」
   桂小太郎のハンコが押される。

○公園(朝・日替わり)
ラジオの声「四つん這いになり、お仕置きを
 待つ○ブタの運動」
   神楽、本郷が四つん這いなっている前
   に猿飛あやめも四つん這いになってい
   る。
あやめ「ぶちなさいよ!あー、好きなだけぶ
 ちなさいよー!」
   あやめのハンコが押される。

○公園(朝・日替わり)
   長谷川泰造が地面の大の字になってい
   る。
ラジオの声「手足をほおり、プライドもほお
 る無職の運動」
長谷川「運動じゃねーじゃん!何にもしてね
 ーじゃん!」
   長谷川のハンコが押される。

○公園(朝・日替わり)
   エリザベスが前に立って体操している。
   普通にラジオ体操をしてる。
   神楽、本郷が仲良く、ラジオ体操カー
   ドを見ている。
   ラジオ体操が終わる。
   神楽、本郷の方を向き微笑む。
   木に止まったセミが泣いている。
   神楽、本郷がベンチに座っている。
本郷「神楽ちゃん、誰かと一緒に何かをやり
 遂げるってこんなに楽しかったんだね」
神楽「何言い出すネ急に」
   本郷、神楽の方を向く。
本郷「僕、今まで自分が何もできないの全部
 病気のせいに、体のせいにしてきた。もっ
 との体だったら、もっと僕が元気だったら
 って、人羨んできた。でも僕に必要なのは
 そんなんじゃなかったんだね。僕、ラジオ
 体操に参加してよかった。辛いことも一緒
 にいたら楽しくなる」
   本郷が微笑む。
本郷「神楽ちゃんみたいな友達に会えたんだ
 もの」
   神楽、ほっぺが赤くなる。
神楽「あっ」
   神楽、傘で顔を隠す。
神楽「アホあるか。何を浮かれてるネ」
   神楽、立ち上がる。
神楽「まだハンコは全部うまってないネ。帰
 って家の人にただいまって言うまでが遠
 足。最後のハンコもらって帰宅して二度寝
 するまでがラジオ体操ネ!」
   神楽、歩き始める。
神楽「ラスト走りきるまで気抜くなよ!シャ
 バ憎が!」
本郷「うん!」

○	空(朝・日替わり)
   雨が降っている。

◯銀さんの家(朝)
神楽の声「中止!」
   神楽、銀さんに顔向け。
神楽「どういうことアルか?そんなの聞いて
 ないネ」
銀さん「聞いてるも、聞いてないも、こんな
 雨ん中体操するバカがどこに居るよ?」
神楽「ここにいるネ!こんなもんで休むわけ
 にはいかないアル」
銀さん「ラジオ体操自体が休みなの!女の子
 の日に女子が水泳授業出られねーみてー
 に、雨の日子供はラジオ体操できねーの」
神楽「で、でも、せっかくここまでハンコ」
銀さん「んなもん、あとでなんぼでも、俺が
 押してやるよ!雨んときはいいの!不戦勝
 みたいなものなの」
神楽「そういう問題じゃないね!私たちはや
 りきりたいだけアル!」
銀さん「やりたいっつうても、やってねーも
 んはシャーねーだろ」
   銀さん、その場を去る。
銀さん「いい機会じゃねーか。たまには休む
 のも、あのガキも体よえーんだろ?あまり
 無茶させんなよ」
   神楽ラジオ体操カードを見つめる

○	公園(朝・日替わり)
  晴天。
   神楽走ってラジオ体操会場に向かう。
ラジオの声「歌舞伎町ラジオ体操第1よー
 い」
神楽「おっ・・」
   誰もいない公園。

◯病院・本郷の病室・室内
   ベッドには吸入器に点滴をしている本
   郷がいる。
神楽の声「倒れたって?どうして?こないだ
 まであんな元気だったのに、一緒に体操し
 てたのに」

◯同・同・外
   神楽、本郷の母がいる。
本郷の母「うちの子もう長くないって、お医
 者様に言われてたの。あの子には隠してた
 んだけど、多分気づいていたんでしょうね」

◯公園(朝・日替わり)
   神楽、一人公園で体操をしている。
本郷の母の声「急に何かしたい。なんて言い
 出して、お医者様には安静するように言わ
 れてたんだけど、どうしても体操やらせて
 くれって、聞かなくて、でもまさか」

◯(回想)公園(朝)
   雨が降っている中、体操する本郷。
本郷の母の声「あの雨の中でまで、雨が降っ
 ても、槍が降ってもやり遂げるってやり遂
 げるって」

◯元の公園(朝・日替わり)
   神楽、一人で体操。

◯病院・本郷の病室・室内
本郷の母の声「そう初めての友達と約束しん
 たんだって」
   ベッドの横に座り落ち込む神楽。
神楽「あたし、約束破ったアル。雨振っても
 槍降っても必ず行くって、そう約束したの
 に、ごめん。あたしがあんなこと」
   本郷、目を覚ます。
本郷「いいんだ。約束なんかなくても、僕行
 ってたよ。雨なんかに僕らの今までの努力
 が邪魔されるなんて悔しいだろ、だけどや
 っぱりダメだったみたい。一人で体操して
 も、やっぱりつまらなかった。神楽ちゃん
 がいないと楽しくなかった。ごめんね。手
 伝ってくれたのに、僕やっぱり最後までだ
 めみたい」
神楽「ダメなんかじゃないアル。まだ諦めち
 ゃだめネ。お前が戻ってくるまで、体操し
 てハンコ押しとくネ」
本郷「はっ」
   本郷の目が輝く。
神楽「しってるアルか?雨の日は不戦勝扱い
 でハンコつけてもいいんだよ」
   神楽、頭を落とす。
神楽「戻ってくるアル。また一緒に体操する
 アル」
   神楽が持つラジオ体操カードに涙が落
   ち、涙目の神楽が本郷を見る。
神楽「お前が戻ってくるまで、雨止まないか
 らな」
   本郷の目が潤む。
神楽「待ってるアル」

○公園(朝・日替わり)
   神楽が一人でラジオ体操をしている。
神楽「ずっと」
   銀さん、木の影で神楽を見つめる。
   銀さんため息をつく。その後ろでは新
   八が見守っている。
   ラジオ体操カードがハンコで埋まって
   いる。
   神楽、田中さんに頭撫でられている。
   周りの仲間は拍手している。
   神楽、喜ぶ素振りを見せない。

○公園(朝・日替わり)
   神楽、傘を指しながら、ラジカセ片手
   公園に来る。
   ラジカセにカセットを入れる。
   周りは出勤風景、ラジオ体操の音に振
   り返る。
   神楽、一人でラジオ体操を始める。
   ラジオ体操カードに紙を継ぎ接ぎして
   沢山の坂田ハンコが押されている。

○	公園(朝・日替わり)
   木の葉は赤く染まっている。
   一人でラジオ体操を行う神楽。
   前回にまた継ぎ接ぎされた紙に沢山の
   坂田のハンコが押されている。
   神楽、一人でラジオ体操をしている。

○公園(朝・日替わり)
   前回にまた継ぎ接ぎされた紙に沢山の
   坂田のハンコが押されている。

○公園(朝・日替わり)
   雨が降っている。
   神楽ラジカセにカセットを入れ、再生
   ボタンを何度かを押すが、動かず。
   何度も押す神楽、しつこく押し、ラジ
   カセのボタンが飛び出し壊れる。
   神楽ぶちギレ、ラジカセを立てに大き
   く振る。
   持ち上げ、またしつこく振る。
   地面に叩きつける。
   体操座りし、頭を下げ涙ぐむ神楽。
神楽「(泣く)」
銀さんの声「歌舞伎町ラジオ体操第一ぃ!よ
 ーい!」
   神楽、頭をあげると銀さんがいる。
   銀さん神楽を指さし
銀さん「おい!、よーいって言ったんだ。立
 て!ハンコやんねーぞ!」
神楽「銀ちゃん」
銀さん「まずは、腕を前に、大きく背伸びを
 する運動!」
   周りには、お妙、新八、桂、さっちゃ
   ん、長谷川が並んでいる。
全員(神楽除く)「はいっ!いち、にー、さ
 ん、しっ、ごー、ろく、しち、はち」
   神楽、涙が溢れる。
全員(神楽除く)「はいっ!いち、にー、さ
 ん、しっ、ごー、ろく、しち、はち」
   神楽も体操に加わる。

○	公園(朝・日替わり)
  雪が降っている。
  銀さん、お妙、新八、桂、さっちゃん、
  長谷川がいる。
全員「はいっ!いち、にー、さん、しっ、ご
 ー、ろく、しち、はち」

○	公園(朝・日替わり)
  雪が降っている。
   銀さん、お妙、新八、桂、さっちゃん、
   長谷川がいる。
全員「はいっ!いち、にー、さん、しっ、ご
 ー、ろく、しち、はち」

○	公園(朝・日替わり)
  セミが鳴いている。
   銀さん、お妙、新八、桂、さっちゃん、
   長谷川がいる。
   またちびっ子、近所の人達を一緒に体
   操している。
全員「はいっ!いち、にー、さん、しっ、ご
 ー、ろく、しち、はち、にー、にー、さ
 ん、しっ、ごー、ろく、しち、はち」
   ちびっ子たちがラジオ体操カード首に
   かけハンコを押す列に並んでいる。
銀さん「よーし、並べー!、横入りすんじゃ
 ねーぞ!順番な!おい、てめぇガキ何やっ
 てんだよ!ハンコの代わりに焼印押してや
 ろうか!」
   神楽、沢山の継ぎ接ぎされた、ラジオ
   体操カードを数えている。
   神楽の背中にそっと誰か手が差し伸ば
   され、神楽の肩に触れる。
   神楽、触れた手の方を向く。
   神楽、驚いた顔をし、頬を赤らめる。

◯空(朝)
   晴れた青い空。
神楽の声「雨、止んだアル」

 

銀魂 31
by カエレバ

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